VNAマルチポートキャリブレーションシステム −ATE InCal−    
   待望のHands Freeキャリブレーションシステム!    

VNAマルチポートキャリブレーションシステム


ATE Systems Inc.社
VNAマルチポートキャリブレーションシステム−ATE InCal−は、 2ポートのVNAを、測定精度を低下させることなくマルチポートVNAへ変換するシステムです。測定可能なポート数は、 標準では20ポートまでですが、カスタムではそれ以上に増やすことができます。従来のシステムにも最大20ポートまで 測定可能なシステムが有りますが、ATE InCalの最大の特徴は、キャリブレーションから測定まで、接続を変更することなく 自動で行うことができることです。そのため、測定精度と操作性が、従来製品とは比較にならないほど向上します。
従来品の場合、最大4ポートまでは対応するVNAと電子キャリブレータにより、自動に近いキャリブレーションが可能ですが、 その場合でも測定時にケーブル接続を変更する必要が生じます。また、それ以上のポートを測定するシステムは、基本的には VNAにスイッチボックスを追加したものですが、キャリブレーションには繰り返しの接続、取り外し作業が必要で多くの時間を要します。 そのため、接続変更に伴う人為的ミスや測定エラーが心配されます。それに対しATE InCalは、初期接続を行ったあとは、 全く接続を変更せずにキャリブレーションから測定までを接続を変更することなく自動で実行できるため、作業時間が大幅に 短縮されると同時に接続変更に伴う測定ミスや測定エラーは完全に無くすことができます。ATE InCalの使用により、 従来手法に比較し作業時間が大きく短縮され、測定精度が向上するため、作業現場でのスループットの大幅な改善が期待できます。
原理
ATE InCalの原理は、VNA本体のキャリブレーションと、VNAからデバイス測定面までのキャリブレーションを 分けて行うことに有ります。VNA本体のキャリブレーションはフル2ポート、VNAからデバイス測定面間は、 1ポートキャリブレーションを行います。この方法によると、理論的にはポートの数が幾つであっても自動かつ正確な キャリブレーションが可能です。キャリブレーションには、実績のある電子キャリブレータ(ECal)を使用しています。 VNA本体のキャリブレーションは、ICMモジュールにより、VNAからデバイス測定面間は、デバイスのポート毎に FCMモジュールにより行います。FCMモジュールには、2ポート対応のECalが内蔵されおり、FCMモジュールには 1ポート対応のECalが内蔵されています。ATE InCalを使用し、実際に測定を行った場合のVNAの表示を 以下に示します。
測定サンプル

[カタログ]
ATE InCal.ppt

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